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「ショッカソン」今年も開催、触覚技術による「VRで女の子に歯磨きしたい」に続く伝説は生まれるか?

 触覚技術のハッカソンイベント「ショッカソン(Shock-a-thon:触覚ハッカソン)2015」が今週末の10月3日・4日、都内で開催される。主催は、富士ゼロックス株式会社、株式会社スパイスボックス、一般社団法人T.M.C.N。昨年に続き2回目の開催となる。

 富士ゼロックスが開発した「触覚マウス」をはじめ、小型超音波集束装置などの触覚デバイス、Bluetooth無線機器や各種センサーを搭載したプロトタイプツールなど、十数種類の最先端技術を活用するためのアイデアを出し合い、「新しい触覚体験の創造」をテーマに新製品・サービスのプロトタイピングを行う。

 さらに今回は、株式会社コルグ、京セラ株式会社、日本マイクロソフト株式会社、ヤフー株式会社、ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン合同会社など企業10社と、慶應義塾大学、東京工業大学、電気通信大学、名古屋工業大学、明治大学の5大学・8研究室から、研究・開発中の最先端触覚技術を用いた試作機・製品・サービスなどが提供される。

アイデアソンの様子

 ハッカソンに先立ち、9月23日にはアイデアソンが開催され、100名以上が参加。企業・大学から提供された技術に関するプレゼンテーションを聞きながら、「抱きしめてくるリュック」「星座に触れるデバイス」「足裏で感じる道案内シューズ」など300件近いアイデアが出されたという。その中から10アイデアに絞り、ハッカソンに参加する10チームを編成。各チームがアイデアをさらに膨らませながら、今週末のハッカソンにおいて製品・サービスのプロトタイプを開発。最終日にデモやプレゼンテーションを行い、アイデアの斬新さやユニークさ、完成度によって大賞を決定する。

 昨年夏に開催された「ショッカソン2014」では、「VRで女の子に歯磨きしたい」という作品が大賞を受賞。いろいろな意味での伝説を残したハッカソンになったという。

2014年度の大賞「VRで女の子に歯磨きしたい」

(永沢 茂)