ニュース

証券会社を騙るフィッシングなど「迷惑メール」の実害が大きな社会問題に。求められる対策とは

無料の「迷惑メール対策カンファレンス」11月4日・5日に開催、今年はリアル会場が高知市。オンライン視聴も可能

 一般財団法人インターネット協会(IAjapan)は、「IAjapan 第25回 迷惑メール対策カンファレンス」を11月4日・5日に高知市文化プラザかるぽーと(高知市九反田2-1)で開催する。今年もJPAAWG運営事務局が主催する年次カンファレンス「JPAAWG 8th General Meeting」との共同開催となっている。参加は無料。事前登録制で、現在、参加申し込みを受け付けている。一部のセッションについてはオンライン配信も実施し、同じく無料でオンライン参加登録を受け付けている。

 迷惑メール対策カンファレンスは「迷惑メールに対するISP/ASPのポリシーと対策を広く流布させること」を目的として、メールサーバーの管理者やメールサービス担当者、迷惑メール対策の現状および将来に興味がある人などを対象に毎年開催されているもの。国内のメール運用者やセキュリティ技術者・研究者、国内の行政機関のほか、JPAAWGと連携するM3AAWGの識者なども海外から参加する、非常にユニークなカンファレンスだとしている。

 IAjapan迷惑メール対策委員会・委員長の櫻庭秀次氏によると、今年は証券会社をなりすますフィッシングメールにより、これまでより大きな規模の被害が発生するなど、迷惑メールによる実害が大きな社会問題になっていると指摘。また、近年はAIなどのツールの性能向上によって、内容だけでは本物と区別が難しくなってきているとし、「対策する側としても、技術面の強化は必要だが、制度面も含めた総合的な対策が必要になっていると感じている」として、参加を呼び掛けている。

「第25回 迷惑メール対策カンファレンス」「JPAAWG 8th General Meeting」1日目:11月4日(火)のタイムテーブル(◎印の付いているセッションはオンライン視聴可能)
「第25回 迷惑メール対策カンファレンス」「JPAAWG 8th General Meeting」2日目:11月5日(水)のタイムテーブル(◎印の付いているセッションはオンライン視聴可能)