ビー・エイチ・エーが9月に自己破産、「B's Recorder」旧販売元


 CD/DVDライティングソフト「B's Recorder GOLD」などを販売していたことで知られるビー・エイチ・エーが8月20日に事業を停止し、9月中をめどに自己破産を申請することが明らかになった。

 ビー・エイチ・エーは1991年5月に福岡県太宰府市で設立され、1997年7月に大阪府吹田市に本社を移転。「B's Recorder GOLD」のほか、地上デジタル放送専用受信モジュールなどの開発・販売を手がけてきた。

 2007年11月には「B's Recorder GOLD」などのプログラム著作権と商標権をソースネクストに譲渡。その後も新規事業を開拓したが収益に結びつかず、2009年4月には東京の事務所を閉鎖していた。

 事後処理を一任された松村直哉弁護士によれば、ビー・エイチ・エーは投資ファンドからの支援を予定していたが、審査に通らずに出資が頓挫。こうしたことなどが引き金となり、自己破産を申請することとなったという。負債額は約15億円に上るとしている。


関連情報

(増田 覚)

2009/8/24 17:59