「mixiアプリ」開発アワード、グランプリは「サンシャイン牧場」


ミクシィの笠原健治代表取締役社長(右)から、Rekoo Mediaのリュー・パトリックCEO(左)へ副賞が手渡された
サンシャイン牧場

 ミクシィは10日、SNS「mixi」上で利用できる「mixiアプリ」を公募し、優秀作品を表彰する「ソーシャルアプリケーション アワード」の各賞を発表した。グランプリには「サンシャイン牧場」が選ばれた。

 今回のアワードでは、PC版の「mixiアプリ」を開発する法人・個人を対象として、7月1日から9月30日までアプリを公募した。応募総数は337件。10月1日から30日まで審査を行い、グランプリ1点、部門賞2点、協賛賞7点を選出した。

 審査基準は、「マイミクシィとの関係を上手く活用することで、従来にない新たな感覚・ベネフィットを生み出しているか」「ソーシャルグラフ単位の利用において広く普及する要素があるか」「楽しさ、便利さがわかりやすいか」の3点となる。

 グランプリの「サンシャイン牧場」は、11月現在で利用者数が250万人を超える。提供しているのは中国Rekoo Mediaで、10月末には日本法人も設立した。同アプリは、審査員の総合ランキングにおいて最も高い評価を集めたことから、グランプリに選ばれたという。副賞として、賞金100万円が贈られる。

 10日に行われたRekoo Media日本法人設立の記者発表会にて、グランプリの贈賞も行われた。ミクシィの笠原健治代表取締役社長は、「Rekoo Mediaはサンシャイン牧場をはじめ、いくつか有力なアプリを抱えている。日本法人も設立されたことで、今後その勢いが加速されるのではないかと、ミクシィとしても期待している」とコメントした。

 また、部門賞のエンターテイメント賞には、記憶を頼りに描画していく「記憶スケッチ」、コンビニエント(便利ツール)賞には、自分やマイミクの読書を管理・共有する「ソーシャルライブラリー」が選ばれた。このほか、IT企業などによる協賛賞には、「標準語大賞 ギャル語方言KY語」(グーグル賞)、「マイミク通信簿」(ヤフー賞)などが選ばれた。


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(野津 誠)

2009/11/10 17:54