米国の10代若者で、携帯によるいかがわしい画像の交換が問題に
米国の12~17歳の若者の4%が性的にいかがわしい自分の画像を携帯で送信したことがあり、15%が受信したことがあるとの調査結果が15日、公表された。非営利団体のPew Internet ProjectとUniversity of Michiganの共同調査によるものだ。
こうして送受信される画像は、性的にいかがわしいヌードか、ヌードに近い画像であり、送受信される状況は3種類あると調査は指摘する。
1つめに、恋愛関係にある2人の間の画像交換。2つめに、恋人同士で交換された画像が、他の人と共有される場合。3つめに、まだ恋愛関係にはないが、片方がそうなりたいと思っている場合だとしている。
調査を担当したシニアリサーチスペシャリストのAmanda Lenhart氏は、こうした状況について「これらの画像は、性的活動の一部または代わりとして、あるいは特定の相手との関係を始めたり維持するための方法として共有される。そして、娯楽、ジョーク、単に面白いからという理由で友人たちに転送される」と説明する。
いかがわしい画像を共有させようとする圧力があることも指摘。ある高校生は、「私が14歳から15歳の時、こうした種類の画像を送受信しました。男の子たちは、こうしたものをよく欲しがったり、こうした種類の会話を始めたがりました。私のボーイフレンドや、私が本当に好きだった人もそれを求めました。そして、もし私がそうしなかったら、彼らはもう私と話をしてくれないだろうと感じました。その時には、これは大したことでありませんでした。しかし振り返ってみると、それは確かに不適切で、一線を越えていました」と振り返っている。
いかがわしい画像の送受信が起こりやすい状況は、若者が加入する料金プランが関係していることも判明した。
10代の75%は定額プランに加入している。この場合、いかがわしい画像の受信経験率は18%だった。しかし上限があるプランの加入者ではその経験率は8%、さらに従量制プランの場合は3%と低かった。また、携帯電話にほとんどの時間、電源を入れている若者ほど、いかがわしい画像の受信率が高かったとしている。
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(青木 大我 taiga@scientist.com)
2009/12/16 12:05
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