アイ・オー、デジタル放送視聴やDLNA対応の「HVT-BCT300」


HVT-BCT300

 アイ・オー・データ機器は、ネットワークメディアプレーヤー機能を備えた地上/BS/110度CSデジタルチューナー「HVT-BCT300」を2月中旬に発売する。標準価格は2万7720円。

 「HVT-BCT300」は、テレビや液晶ディスプレイなどに接続して、デジタル放送番組を視聴できる製品。USB接続型のHDDを別途用意することで、MPEG-2 TS形式による番組録画も可能だ。最大連続録画時間は12時間。また、電子番組表や字幕放送、二重音声にも対応する。なお、110度CSデジタル放送番組の録画およびデータ放送に関しては、2010年内に対応させるとしている。

 ネットワークメディアプレーヤー機能に関しては、2009年12月に発表した「AV-LS700」と同等の機能を備えた。DLNA 1.5や著作権保護技術「DTCP-IP 1.2」をサポートし、PCやNAS、HDDレコーダーなどに保存したデジタル放送番組や音楽ファイル、画像ファイルなどを、LAN経由で再生できる。なお、「HVT-BCT300」で録画したデジタル放送番組を、LAN経由で他の機器で再生することはできない。

 Windows 7が標準搭載する「Windows Media Player 12(WMP12)」のリモート再生機能とも連携が可能。WMP12を使って、DLNA対応サーバーに保存するコンテンツを「HVT-BCT300」への再生指示や一時停止や早送り/早戻し操作も行なえる。このほか、YouTubeに対応した「動画共有サービスプレーヤー」機能も用意。また、2010年3月にはデジタルテレビ向けの動画配信サービスの利用にも対応する予定。


USB接続型HDDを利用したデジタル放送録画も可能付属のリモコン

 有線インターフェイスとして、10BASE-T/100BASE-TX×2ポートのスイッチングハブを搭載。1ポートをルーターとの接続用途に、もう1ポートを周囲にあるネットワーク家電などの接続用途に利用できる。

 また、USB 2.0インターフェイスを本体前面と背面に各1ポート、SDカードスロット(SDHC対応)を本体前面に装備。USB 2.0ポートにつないだ機器やSDカードに保存したコンテンツを「HVT-BCT300」を使って再生できる。AVCHD対応のデジタルビデオカメラで撮影した動画に関しては、本体に別途接続したUSB接続型HDDにバックアップできる機能も用意した。

 映像および音声出力端子は、HDMI、D映像、コンポジット映像、アナログ音声、光アナログ音声を各1系統ずつ搭載。また、HDMIケーブルでテレビと接続した場合には、一方のリモコンで双方の機器を操作が可能な「HDMI CECリンク」も利用できる。

 再生可能なフォーマット形式は、動画がWMV9(VC-1)とMPEG-1/2/4、H.264/AVCHD/XviD、音声がWMA8/9/9 ProとMP3/AAC/LPCM、静止画がJPEG/BMP/PNG/GIF/TIFF。なお、著作権保護されたコンテンツは再生できない。

 本体サイズは260×185×55mm(幅×奥行×高)で、重量は約1.3kg。製品にはリモコンやLANケーブル、AVケーブル、ACケーブルなどが付属する。


本体前面背面

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(村松 健至)

2010/1/7 19:00