花粉量で目の色が変化。ウェザーニューズが今年も観測ロボ設置


「ポールンロボ」の設置例

 ウェザーニューズは、2010年の花粉シーズン到来に向けて花粉観測機「ポールンロボ」の設置を進めている。2009年12月に携帯サイト「ウェザーニュース」を通じて募集した花粉症の人の自宅など、全国700カ所に設置される予定だ。

 「ポールンロボ」は、直径約15cmの人顔に似せた花粉観測機。人の呼吸と同じ量の空気を吸い込むように設定されており、空気中に含まれる花粉量を計測し、飛散数に応じて、目の色が「白(0~29個)」「青(30~99個)」「黄(100~199個)」「赤(200~299個)」「紫(300個~)」に変化する。これにより、ひと目で花粉量の状態が確認できるという。

 また、設置場所のインターネット回線を使って、1分間に1回のペースで計測データをウェザーニューズに自動で送信。ウェザーニューズでは、PC版サイト「花粉Ch.」や携帯サイト「ウェザーニュース」でリアルタイムに公開するほか、花粉予想や事前対策用途にも活用する。

 なお、今回設置する「ポールンロボ」は、2006年の初代機器から5代目にあたり、4代目から材質を変更して目がより強調されるようになったという。

目の色の変化と目安の飛散数


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(村松 健至)

2010/1/20 16:07