「Firefox 3.6」22日午前2時公開、プラグインチェックなど新機能


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 Mozillaは21日、Webブラウザー「Firefox」の新バージョン「Firefox 3.6」を、日本時間1月22日午前2時に公開すると発表した。Windows版、Mac版、Linux版が、70カ国語以上で同時にリリースされる予定。

 Firefox 3.6では、「Personas(ペルソナ)」という新しいテーマ機能を搭載。ワンクリックでFirefoxのデザインを“着せ替え”られるようになった。これまでのテーマとは異なり、ブラウザーの再起動は不要で即座に変更が反映される。Mozillaでは、Personaのテーマをダウンロードできるサイトを用意しており、既に4万以上のテーマが登録されているという。

 セキュリティ関連では、インストールされているプラグインの状況を確認する「プラグインチェックツール」を新たに搭載。安全性や安定性に問題のあるプラグインを検出した場合には警告を表示し、配布元から最新版を入手できるようにする。

 また、Firefox 3.6では日本政府との協力により、GPKI(政府認証基盤)に対応。GPKIが「信頼されたルート証明機関」としてFirefoxの証明書データベースに登録され、電子政府システムの利用者がルート証明書のダウンロード、インストールを行う必要がなくなる。

 このほか、Firefox 3.6では、JavaScriptのパフォーマンスをFirefox 3.5と比較して20%以上高速化。Windows 7にも正式に対応したほか、HTML5/CSS3対応の強化や加速度センサーAPIなど、Web開発者向けの新機能も追加した。


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(三柳 英樹)

2010/1/21 16:07