2009年の世界検索市場は46%成長、米comScore調査


 米comScoreは22日、2009年の世界検索市場調査結果を発表した。依然として米国は世界最大の検索市場で、シェアではGoogleが支配的地位にある。

 調査によると、2009年12月に世界中で行われた検索の回数は約1310億回で、2008年12月に比べて46%成長した。この数字は、検索が1日に40億回、1時間に1億7500万回、1分間に2900万回行われていることを示している。

 国別では米国が最大の市場で、検索回数は227億回、世界検索市場の17%を占めている。2位は中国の133億回、3位は日本の92億回。以下、英国(62億回)、ドイツ(56億回)、フランス(54億回)、韓国(40億回)、ブラジル(38億回)、カナダ(37億回)、ロシア連邦(33億回)と続いている。

 各市場の成長率は、ロシア連邦が最大の92%で、次いでフランスが61%、ブラジルが53%となっている。

 検索サイト別では、1位がGoogle系サイトの合計878億回で、世界市場の66.8%を占めている。また成長率でも前年比58%増だった。2位は米Yahoo!系サイトの94億回、3位が中国Baidu.comの85億回。以下、Microsoft系サイト(41億回)、米eBay(21億回)、韓NHN(21億回)、露Yandex(19億回)、米Facebook.com(16億回)、米Ask Network(15億回)、中国Alibaba.com(11億回)となっている。

 Microsoftは上位5企業に入りながら、成長率は70%と高い。また、ロシアのサーチエンジンYandexは、91%の成長を記録している。

 調査は、15歳以上の自宅と職場からの利用を対象としており、主要なサーチエンジンだけでなく、検索が行える主要なWebサイトが対象となっている。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2010/1/25 13:17