ロジテック、静電結合方式のアンテナを搭載した11n無線ルーター


LAN-WH300N/DR

 ロジテックは、新開発の専用アンテナを搭載した、理論値で最大300Mbpsの通信が可能なIEEE 802.11n/b/g準拠の無線LANルーター「LAN-WH300N/DR」を1月下旬に発売する。標準価格は1万2075円。

 「LAN-WH300N/DR」では、三省電気が開発した静電結合方式の無線LANアンテナを採用。給電部からアンテナ部を直結結合した従来のアンテナと比較して、指向性・利得性能が平均で約2dBi向上したとしている。また、アンテナ部は自由に角度を調整できる。

 本体は、最薄部が7mm(最厚部24mm)のブラックを基調とした鏡面仕上げの筐体を採用。背面部にはUSB 2.0ポートを備え、USB接続型のプリンターやHDDなどをつないでLAN上での共有が可能。別途USBハブを用意すれば、最大4台のUSB機器を接続できる。LAN共有は、付属のユーティリティ「USB機器管理ツール」をPCにインストールする必要がある。対応OSはWindows 7/Vista/XP SP3以降/2000 SP4以降およびMac OS X 10.4以降(Intel CPU搭載モデル)。

 無線LANセキュリティは、64/128bitのWEP、WPA(TKIP)、WPA2(AES)をサポート。セキュリティレベルの異なるSSIDを複数設定できる「マルチSSID」機能や、無線LAN設定システム「WPS」も利用できる。加えて、同時2セッションまでのPPPoEマルチセッション、IPv6ブリッジ、UPnP、DoSファイアウォール機能なども用意する。

 製品は背面スイッチの切り替え操作で、ルーター機能を無効にして無線LANアクセスポイントとしても利用できる。加えて、本体LEDランプを消灯して消費電力を抑える「節電モード」も搭載した。

 有線インターフェイスは、WAN側に10BASE-T/100BASE-TX×1ポート、LAN側に10BASE-T/100BASE-TX×3ポートを搭載する。本体サイズは24×120×145mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約200g。


本体は縦置き/横置き設置に対応本体背面

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(村松 健至)

2010/1/28 17:13