Twitterやブログの時価を自動算出、KDDI研究所が実証実験


 KDDI研究所は23日、ブログをはじめとするCGM(Consumer Generated Media)の時価を測定するシステム「ブログマーケット」の実証実験を開始した。内容や人気に応じてCGMの時価を自動的に算出するという。

 具体的にはユーザーの閲覧や評価、投稿などの行動ログから記事の需要を測定するとともに、記事の内容を解析して希少性を測定。記事の需給バランスをもとに、時価を自動的に算出する。

 「例えば、市場参加者の行動が集中するニーズの高い記事の価値が上がり、似たような内容の記事が数多く存在すると、ありふれているとみなし、価値が低くなるという仕組み。」

 実証実験では、参加者が価値の高いブログ記事やTwitterのツイートを投稿すると、ポイントが付与される。ポイントは景品(未定)と換えられる。実証実験に参加するには無料の会員登録が必要。実証実験は3月31日まで。

 実証実験には国立情報学研究所と三菱総合研究所が協力している。KDDI研究所では、実証実験を通じて時価の測定精度、利用者の行動分析などを行い、考案方式の有効性を検証した上で、新しいサービスへの応用を検討するという。


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(増田 覚)

2010/2/24 19:08