Twitterで読者と交流、声優・平野文さん新刊「声の魔力」で


平野文さん

 学研パブリッシングとインプレスジャパンは18日、声優・平野文さんの新刊「声の魔力」と、コグレマサトさん、いしたにまさきさん、堀正岳さんが執筆した「できる100ワザ ツイッター」の刊行を記念した合同イベントを開催した。

 平野文さんは、テレビアニメ「うる星やつら」のラム役で声優としてデビュー。アニメや洋画の吹き替えのほか、レポーター、エッセイストとしても活躍しており、現在はフジテレビ系列で放送している「熱血!平成教育学院」のナレーションも担当している。

 3月18日に学研パブリッシングが発売した「声の魔力 幸せになれる声レッスン」(定価1365円)は、平野さんが初めて声をテーマに執筆したという。“素の声”や“仕事声”、“恋愛声”、“家庭声”のに加え、声の中で核になるという“笑みの声”などの特徴や違い、使い方を解説。恋愛や日常生活、トレーニングとシーンに分けて、声の出し方をレクチャーしている。また、Twitterを利用して読者からの質問を受け付け、音声や動画を交えながら回答する。

 平野さんは、「洋服や髪型を変えるのと同じように、使う声を変えていくことで自分の中に変化が出てくる」とコメント。「“笑みの声”はすべてを包含していて、普段使っていくことができれば、内面から人柄をすべて声に反映することができる」と語った。


「声の魔力」と「できる100ワザ ツイッター」の概要「声の魔力」では声を特徴ごとに解説している声の出し方のレクチャーも

 今回、インプレスジャパンから3月12日に発売された「できる100ワザ ツイッター Twitterパーフェクトテクニック」(定価1575円)の著者陣との合同イベントに至ったのは、平野さんがコグレマサトさんといしたにまさきさんの共著「ツイッター 140文字が世界を変える」を読んだことが契機だという。

 平野さんは「読者が本の内容を自分の立場に置き換えたときに、よくわからないことが出てくると思う。その際の対応手段として、Twitterの利用を思い付いた」と説明した。また、Twitterに対しては「他の人とのやり取りを編集することなく、140文字で簡潔に述べることができる」と述べた。

 合同イベントでは、「声の魔力」の紹介に加え、「できる100ワザ ツイッター」で紹介しているTwitterに関するノウハウの中から、写真の投稿方法やiPhoneからのライブストリーミング方法などをコグレさんといしたにさんが平野さんにレクチャー。もう1人の著者である堀正岳さんもSkypeを介してイベントに参加し、平野さんに音声投稿の方法を説明した。


いしたにさんコグレさん。Twitterで利用するアイコンのお面を付けて登場した合同イベントは「できる100ワザ ツイッター」に収録するTwitterの活用方法を紹介

 平野さんは、本を読み上げる際には、「うる星やつら」のラムの声や「熱血!平成教育学院」のナレーション時の声なども披露したほか、コグレさんに発声の仕方を指導する一幕もあった。なお、イベントの模様は、ケツダンポトフのそらのさんがUstreamでライブ配信した。

 いしたにさんは「できる100ワザ ツイッター」について、「Twitterを利用するにあたって、役に立つノウハウが入っている」とコメント。コグレさんも「これ以上ないくらい、内容を詰め込むことができた」とアピールした。

 Twitterの利用に関して、いしたにさんは「Twitterで済むことはTwitterで済ませ、会わなければならない際には実際に会って話している」という。「Twitterに関する本を出すことがなければ、平野さんに会うこともできなかったと思う」と述べ、いしたにさん、コグレさんともに、「以前に比べて人と会う機会が増えたと感じている」とした。


平野さんはiPhoneからライブ配信できるTwitCastingを実際に試していたコグレさんに発声法を指導する一幕もイベントの模様はUstreamでも配信された

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(村松 健至)

2010/3/18 17:33