ソフトバンク、モバイルWi-Fiルーター「Pocket WiFi」を発売


 ソフトバンクモバイルは、Huawei製モバイルWi-FIルーター「Pocket WiFi(ポケットワイファイ) C01HW」を3月下旬以降に発売する。

 「Pocket WiFi」は、無線LAN(Wi-Fi)のアクセスポイントとなる携帯型ルーター。イー・モバイルから同型製品が提供されている。イー・モバイルからデータ通信用回線を借り受けているソフトバンクモバイルでは、ラインナップを拡充する目的で、「Pocket WiFi」を提供することになった。いわば“ソフトバンク版Pocket WiFi”となる本製品は、ソフトバンクとイー・モバイルの両方のネットワークが利用できる。

 利用できる料金プランは、ソフトバンクモバイル網を利用する従量制の「データ従量プラン」(月額300円、1パケット0.084円)と、イー・モバイル網から借り受けたネットワークを利用する段階定額制の「データ定額プラン」(月額700円~4679円)のどちらか、あるいは両プランを用途に応じて使い分けできる「データ定額ボーナスパック」(月額1000~4980円+従量料金)となる。「データ定額ボーナスパック」で、両プランを切り替えるときは、SIMカードを差し替えれば切り替えられる。

 既存のソフトバンクモバイル端末で、Wi-Fi対応の機種は、「Pocket WiFi」との接続が検証されている。昨冬から提供されているコンテンツサービス「ケータイWi-Fi」も利用できる。

 「Pocket WiFi」の大きさは約48.6×14.1×95.5mm、重さは約80g。下り最大7.2Mbps、上り最大5.8Mbpsで通信できる。microSDHCカードスロット(最大16GB対応)を備える。Wi-Fi機能はIEEE 802.11b/gで、セキュリティ面ではWPA2-PSK(TKIP/AES)、WPA-PSK(TKIP/AES)、WEPをサポート。接続設定としてWPS(Wi-Fi Protected Setp)が利用できる。DHCPサーバー、ファイアウォール。SSIDステルス、MACアドレスフィルタリングなども利用できる。


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(関口 聖)

2010/3/18 20:12