23日の山手線輸送障害、目白駅のWiMAXアンテナ用ケーブルが原因


 JR東日本は、23日に発生した山手線・埼京線・湘南新宿ラインの輸送障害について、山手線内回りの架線に障害物があったことを明らかにした。

 輸送トラブルの直接の原因となった架線の障害物は、目白駅構内に設置されたWiMAX基地局に接続されるケーブルで、基地局用のGPSアンテナに接続されるケーブルとみられている。ケーブルが切れて架線にかかったことで障害が発生した。ケーブルが切れた原因は現在調査中。駅構内への基地局の設置はJR東日本のグループ会社が施工している。JR東日本では、目白駅と同種の、屋外にケーブルをはわせている駅について、23日夜に目視で点検を行い、異常がないことを確認したとしている。

 このトラブルにより、目白駅構内のWiMAX基地局は3月23日19時20分頃より運用を停止している。目白駅に設置されているWiMAX基地局は1カ所のみのため、現在目白駅構内ではWiMAXのサービスが利用しづらい状況となっている。復旧時期は現在未定。


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(太田 亮三)

2010/3/24 13:55