宿題でネット利用の中学生、半数以上が「丸写し」経験


 栄光ゼミナールは26日、中学生の学習とインターネット利用に関する調査の結果を公表した。調査は3月4日から6日まで、中学1~3年生の男女1000人を対象にインターネットで実施した。

 それによれば、勉強をする際にインターネットが必要だと思うと答えた人は全体の44.2%。必要だと思わないという人は29.8%だった。「必要だと思う」と答えた人を性別で見ると、男子は38.2%、女子は50.2%で、女子の方が12.0ポイント多かった。

 また、インターネットを「よく使っている」もしくは「時々使っている」と答えた900人を対象に、課題や宿題の際にインターネットを利用するか聞いたところ、「使っている」は50.1%、「使っていない」は49.9%と割合はほとんど同じだった。

 課題や宿題の際に使ったことがあるQ&Aサイトや百科事典サイト(複数回答形式)としては、「Yahoo!知恵袋」と「Wikipedia」がともに63.2%で最も多く、次いで「教えて!goo」が13.1%だった。

 このほか、課題や宿題でネットを使っているという451人のうち、サイトから「丸写し」をしたことが「ある」人は52.2%。実際に丸写しした課題や宿題では、「レポート・作文・読書感想文」(22.6%)や「歴史に関する課題・宿題」(11.9%)が挙げられた。


関連情報

(増田 覚)

2010/3/26 17:22