FTTH契約数が1719.6万件に、総務省調査


 総務省は29日、2009年度第3四半期(2009年12月末)時点での電気通信サービスの契約数およびシェアに関する四半期データを公表した。

 ブロードバンドサービスの契約数は、前期比1.3%増の3170.9万件。事業者別シェアは、NTT東西が0.5%増の51.6%と、引き続き1位。以下は、ソフトバンクBBグループの12.6%、イー・アクセスの7.5%、KDDIの4.2%が続いている。

 回線別では、FTTH契約数は前期比4.1%増の1719.6万件。内訳は、「戸建て+ビジネス」が1014.3万件と、1000万件を突破。また、「集合住宅」も705.3万件と、700万件を超えた。FTTH契約数全体の事業者別シェアはおおむね横ばいで、NTT東西が前期と同じ74.3%、電力系事業者は0.2ポイント減の9.2%、KDDIが0.2ポイント増の7.8%。

 DSLサービスの契約数は、前期比3.5%減の1013.4万件。事業者別シェアは、ソフトバンクBBが38.6%、NTT東西が34.9%、イー・アクセスが23.4%。

 IP電話サービスの利用番号数は、前期比3.4%増の2231万件。内訳は、0AB~J番号が6.6%増の1366万件。一方、050番号は1.3%減の865万件。番号別のシェアは、0AB~J番号ではNTT東西が69.1%、KDDIが14.4%、ケイ・オプティコムが5.7%。050番号では、ソフトバンクBBが43.4%、NTTコミュニケーションズが34.7%、KDDIが6.3%。


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(村松 健至)

2010/3/29 18:50