W杯公式映像をストリーミング配信、8月には全64試合のノーカット映像も


「2010 FIFA World Cup Licensed Internet Broadcaster」トップ画面

 株式会社Long Tail Live Station(LTLS)は9日、サッカーワールドカップ(W杯)南アフリカ大会の公式映像をストリーミング配信するサイト「2010 FIFA World Cup Licensed Internet Broadcaster」を開設した。W杯開催中の動画視聴は無料だが、W杯終了後には有料化も検討する。サイトの開設期間は12月31日まで。

 全64試合をそれぞれ約4分に編集した「ハイライト」、同じく約30分に編集した「ダイジェスト」、ゴールシーンをまとめた「ベストゴール」を配信。8月12日からは、全64試合のノーカット映像を配信する。現時点では、出場各国のW杯予選を振り返る動画を公開している。

 このほか、元日本代表の戸塚哲也氏やサッカー解説者の羽中田昌氏、元浦和レッズの福永泰氏らによるコラムなどのテキストコンテンツも提供する。

 LTLSは、バンダイや日本BS放送の社長を務めた山科誠氏が2003年に設立。インターネットによるライブ配信や、過去の作品のデジタル化・配信などを手がけるとしていた。今回、W杯南アフリカ大会の公式映像を日本国内向けにストリーミング配信する権利を取得し、サービスを提供することとなった。


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(増田 覚)

2010/6/10 06:00