紀伊國屋書店が電子書籍販売事業に参入、9月にiPhone/iPad向けアプリから
株式会社紀伊國屋書店は21日、一般消費者向けの電子書籍販売事業を開始すると発表した。9月には、iPhone/iPad向けに「紀伊國屋書店アプリ」を投入。さらに、Android端末など他のデバイスへの展開を目指す。
紀伊國屋書店では、法人向けには既に学術・研究機関などを対象とした電子書籍サービス「NetLibrary」を提供しているが、新たに一般消費者向けにも事業を拡大する。
販売方法としては、スマートフォン上のアプリによる販売のほか、SDカードなどのメディアにコンテンツを収納して書店店頭で販売する「ハイブリッドデジタル販売モデル」を構築し、「書店発の電子書籍流通モデル」の確立を目指す。また、端末メーカーに対しては、ストアのフルサポート機能に対応できるよう、アプリや基本機能の実装についての働きかけを行っていく。
プロジェクトに対しては、講談社、小学館、集英社、角川グループなどの出版社が賛同している。また、既に法人向けで協業している凸版印刷との連携を強化するとともに、インフォシティ、ボイジャーからの技術協力を受ける。
関連情報
(三柳 英樹)
2010/6/22 12:16
-ページの先頭へ-