Adobe Reader/Acrobat“ゼロデイ”修正のパッチを6月29日公開


 米Adobe Systemsは24日、Adobe Reader/Acrobatで見つかった脆弱性を修正したバージョンを6月29日に提供開始することを明らかにした。

 今回修正するのは、Adobe Reader/Acrobat 9.32およびそれ以前のバージョン、Adobe Reader /Acrobat 8.22およびそれ以前のバージョンで見つかった脆弱性。特別な細工をされたファイルを読み込んだ場合に、任意のコードを実行させられる恐れがある。実際に攻撃が行われていることも確認されているという。危険度は4段階評価で最も高い“Critical”となっている。

 Adobeでは、四半期ごとにAdobe Reader/Acrobatの定例セキュリティアップデートを実施している。次回は7月13日にアップデートが行われる予定だったが、今回脆弱性が見つかったことで6月29日に前倒しする。これにより、7月13日のアップデートは実施されない。


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(増田 覚)

2010/6/25 12:18