バッファロー、2ドライブ構成のNAS新モデル「LS-WVL/R1シリーズ」発売


「LS-WVL/R1シリーズ」

 株式会社バッファローは17日、NASの新製品「LS-WVL/R1シリーズ」を発表した。本体内に2台のHDDを内蔵する構成で、容量の異なる1TB/2TB/3TB/4TBの4モデルがラインアップされる。9月下旬から出荷を開始、最も安価な1TB(500GB×2)モデル「LS-WV1.0TL/R1」はメーカー希望小売価格3万600円(税別)。

 バッファローのネットワーク接続用HDD「LinkStation」シリーズの新モデル。内蔵CPUの性能強化により、従来モデル「LS-WXL/R1シリーズ」と比較してデータ転送速度性能が向上。高速化ソフトウェア「ターボPC」「ターボコピー」の併用により、ファイル1000個の転送時間が同社調べで1割以上短縮したという。

 また、ウェブブラウザーからNASへアクセスするための「Webアクセス」機能はWindowsやMacのほか、iPhone/iPad、Androidにも対応する。9月中にはiPhone/iPad向けの専用アプリが公開される予定で、「LS-WVL/R1シリーズ」に保存した画像や動画、音楽の再生が端末側から行えるようになる。NTTドコモの「ポケットU」にも対応する。

 このほか、DTCP-IPをサポートしており、著作権保護番組のムーブ先としても利用可能。「スカパー!HD」チューナー、東芝製テレビ「REGZA」と接続して番組録画を行うこともできる。

 HDD2台内蔵モデルにつき、動作モードをRAID0およびRAID1(ミラーリング)から選択可能。個別のHDDとして処理する通常モードでも利用できる。なお、交換用HDDは専用オプションとなっている。

 その他のモデルのメーカー希望小売価格は、2TB(1TB×2)モデル「LS-WV2.0TL/R1」が3万7000円。3TB(1.5TB×2)モデル「LS-WV3.0TL/R1」が4万7600円、4TB(2TB×2)モデル「LS-WV4.0TL/R1」は5万8300円(いずれも税別)。

 本体サイズは86×127×204mm(幅×高×奥行)で、重量は約2.3kg。有線LAN部はギガビットイーサ(1000BASE-T)対応。外付HDD、プリンターなどを接続するためのUSBポート(1ポート、バスパワー非対応)も内蔵する。同梱品はLANケーブル(2m)、ACアダプター、ユーティリティーCDなど。


正面背面

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(森田 秀一)

2010/9/17 17:58