Hotmailで障害発生、国内ユーザー最大9万4439アカウントに影響


 マイクロソフト株式会社は4日、ウェブメールサービス「Windows Live Hotmail」において、10月31日から最大9万4439アカウントの国内ユーザーがHotmailにアクセスできない障害が発生していたとして、ユーザーに謝罪した。影響のあったアカウントについては、4日の午前11時までに復旧したが、引き続き障害内容の詳細を確認しており、状況については引き続きサポートサイトで公開していくとしている。

 マイクロソフトによると、10月31日の午前7時頃より、日本国内のHotmailユーザーの一部で、Hotmailにアクセスできない障害が発生。具体的な現象としては、Hotmailにサインインできない、サインインできてもメールボックスの閲覧・操作ができない、メールが受信できないといった事象が確認されており、最大で9万4439アカウントに影響があった。

 障害発生の原因は、日本国内に設置されているHotmail専用サーバーにおけるハードウェア障害によるもので、4日午前11時には影響のあったアカウントのアクセスは復旧したが、影響のあったアカウントのメールボックスで一時的にメールの付帯情報(未読・既読、フォルダ分けなど)が正確でない場合がある。また、詳細については調査中だが、影響のあったアカウントのうち6%前後のアカウントで、10月8日以降に送受信したメールの一部が失われた可能性があるという。

 マイクロソフトでは、引き続きユーザーデータの保護を最優先に、障害や影響範囲を調査中としており、状況についてはWindows LiveのサポートサイトおよびMSNで順次公表していくとしている。


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(三柳 英樹)

2010/11/4 19:50