PDF閲覧ソフト「Adobe Reader X」公開、ハイライトや注釈を追加可能


ハイライトや注釈を加えられるようになった

 米Adobe Systemsは19日、PDF閲覧ソフトの最新版「Adobe Reader X」を公開した。利用は無料。同社のウェブサイトからダウンロードできる。対応OSはWindows 7/Vista/XP、Mac OS X 10.5.8または10.6.4。Android 2.1以上の端末でも利用できる。

 機能面では、図やメール、表計算ファイル、動画などのコンテンツを含むPDFファイルを表示できるようになったほか、PDFファイルにハイライトや注釈を加える機能を新たに搭載。ハイライトは色や不透明度を選べるようになっている。

 セキュリティ対策としては、サンドボックスでPDFファイルを開く「保護モード」によって、悪意のあるコードが含まれるPDFファイルを実行しても保護されるようになった。保護モードは初期設定で有効となっている。

 このほか、オンラインサービス「Acrobat.com」との連携機能として、任意のファイルからPDFファイルに変換したり、オンラインでPDFファイルを共有することなどが可能となった。

 携帯端末への対応として、Windows Phone 7、BlackBerry Tablet OS向けの「Reader X」を提供することも発表している。


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(増田 覚)

2010/11/19 18:35