JPRS監修の解説書「実践DNS」発売、DNSSECやIPv6への対応も解説


実践DNS

 株式会社日本レジストリサービス(JPRS)の監修によるDNSの解説書籍「実践DNS――DNSSEC時代のDNSの設定と運用」が27日、株式会社アスキー・メディアワークスから発売された。価格は2940円。

 同書はDNSに関する基礎知識から具体的な設定・運用までを幅広く解説したもので、JPRSの民田雅人氏、森下泰宏氏、坂口智哉氏が執筆。監修もJPRSが手がけている。

 JPRSでは、URLやメールアドレスを構成する「ドメイン名」をインターネット上で利用可能にするDNSの安定運用には、DNSSECの導入によるセキュリティの強化やIPv6対応による接続性の確保など、最新の技術規格に基づいた設定や運用が常に求められていると説明。書籍には、JPRSが「.jp」のドメイン名を管理する大規模なDNSの運用や技術研究を通じて得た様々な知見を基に、現在あるべきDNSの設定・運用方法を豊富な図版と設定例を交えて詳細に記すとともに、DNSの歴史やインターネットにおける位置付けを明らかにすることで、読者が必要な対応を継続して行える本質的な理解に資することを目的としたとしている。


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(三柳 英樹)

2011/5/27 13:50