ジェイ・リスティング、完全成果報酬型アドネットワーク広告をテスト配信
NHN Japanグループのジェイ・リスティング株式会社は1日、成果報酬型(CPA)のアドネットワーク広告「パフォーマンスアド」のテスト配信を開始した。「コンテンツ連動型広告」と「アフィリエイト広告」の問題点を解決しつつ、それぞれの利点を兼ね備えた日本初のアドネットワークだとしている。
パフォーマンスアドはコンテンツ連動型広告と同様、さまざまなサイトのコンテンツに合わせた広告を配信する。課金方式はクリック課金(CPC)ではなく、初期費用・月額費用・コミッション不要の「“完全”成果報酬型」のため、特別な費用負担や煩雑な手続きなど広告主が抱える出稿リスクを限りなくゼロに近づけ、費用対効果を最大化できるという。
広告配信技術に関しては、行動ターゲティングやコンテンツ連動といった複数の広告配信手法を組み合わせ、広告主が想定しているターゲットをパートナーサイトの利用者から探し出して広告を掲載する。また、定額成果課金額や定率課金料率に応じて広告の掲載順位や掲載頻度をコントロールし、成果確定率も掲載順位と掲載頻度に影響する。
ジェイ・リスティングでは1日、一部の広告代理店と広告主に限定し、パフォーマンスアドのテストを開始。現在はオプトやサイバーエージェント、GMO NIKKOなどの広告代理店10社、オイシックスやグルーポン・ジャパンなどの広告主300社の参加を見込んでおり、今冬の正式サービス開始を目指す。
当初の広告配信先は、NHN Japanグループが運営する「ハンゲーム」「NAVERまとめ」「livedoor Blog」の3媒体のみ。今後は、段階的に配信対象サービスを拡大したり、掲載パートナーサイトを獲得していくとともに、スマートフォン向けのブラウザーやアプリへの展開も行っていく。
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(増田 覚)
2011/6/2 06:00
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