DropboxとEvernote、国内月間利用者が50万人を突破


 ネットレイティングス株式会社は28日、オンラインストレージサービス「Dropbox」とオンラインドキュメント管理サービス「Evernote」の5月における利用者数が50万人を突破したと発表した。

 なお、今回発表したデータは、Windowsユーザーのウェブサイトもしくはアプリケーション経由の利用を集計したもの。Mac OSやスマートフォンユーザーのウェブサイトおよびアプリケーションによる利用は含まれていない。

 ネットレイティングスによれば、5月時点での国内利用者数はDropboxが63万7000人、Evernoteが55万9000人。前年同期ではDropboxが32万5000人、Evernoteが6万7000人となっており、どちらとも大きく増加した。

 また、両サービスの訪問者の構成を見ると、いずれも男性の占める割合が非常に高く、男女比はDropboxが85:15、Evernoteが86:14だった。

Dropbox、Evernoteの国内月間利用者数推移(家庭と職場のPCからのアクセス、ウェブサイトおよびWindows版アプリケーションの利用を含む)

 ネットレイティングスのアナリストを務める西村友博氏は、両サービスについて「一般消費者向けのクラウドサービスの代表格。両者ともウェブサイトだけではなく、使いやすい専用のアプリケーションが合わせて提供されていることが特徴」と評価している。

 また、特に職場とモバイル環境で共通のファイルを扱うビジネスマンに注目されていると指摘。利用者増の要因としては、従来の携帯電話と比べて、ファイルの閲覧や編集が容易なスマートフォンが普及したことも挙げられるとみている。

【記事訂正 6/29 12:45】
記事初出時、利用者数はウェブサイトおよび専用アプリの利用を含むとしていましたが、その後、ネットレイティングスよりMac OSやスマートフォンからのウェブサイトおよびアプリケーションによる利用データは含まれていないとの発表があったため、記事を訂正しました。


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(増田 覚)

2011/6/28 15:00