バッファロー、ハードウェア暗号化とウイルスチェック機能付きのUSBメモリー


セキュリティUSBメモリー新製品「RUF2-HSC-TVA3シリーズ」

 株式会社バッファローは、ハードウェア暗号化機能を搭載し、ウイルスチェック機能の3年ライセンスが付与されたセキュリティーUSBメモリー製品2シリーズを12月中旬に発売する。容量は2GBから64GBまで、価格は2GBで9500円(税別)から。

 今回発売するUSBメモリー2製品シリーズは、ハードウェア暗号化機能を装備したほか、ウイルスチェック機能の3年ライセンスが付与されている。

 「RUF2-HSC-TVA3シリーズ」は、さらに、バッファローのシステム管理者向け管理設定ソフトウェア「SecureLock Manager」に対応。「SecureLock Manager」導入済みの企業や官公庁などの大量導入向けモデルとなっている。容量は2/4/8/16/32/64GBをラインナップする。

 「RUF2-HSCLTVA3シリーズ」は「SecureLock Manager」に非対応で、容量は2/4/8/16/32GBをラインナップ。その他の仕様は「RUF2-HSC-TVA3シリーズ」と同じ。

 両製品シリーズとも、保存するデータがハードウェアによりAES256bit方式で強制的に暗号化する機能を搭載。暗号化を手動で行う必要がなく、暗号化処理を忘れてしまう心配がなくなる。また、Autorun機能に対応し、パスワード認証を自動起動させることができる。「RUF2-HSC-TVA3シリーズ」の場合は、「SecureLock Manager」を自動起動させる設定も可能だ。

 パスワードを毎回入力するのが面倒という場合には、パスワードを入力しなくてもUSBメモリーを使える「オートログイン機能」が利用できる。オートログイン機能では、利用するパソコンをあらかじめ登録しておくことで、パスワード入力が省略できる。登録できるパソコンは最大3台まで。

 「ウイルス感染による情報流出」を防ぐウイルスチェックソフトウェア「Trend Micro USB Security 2.0」を搭載、ウイルスチェックパターンファイル更新ライセンスは標準で3年間が付属。4年目以降は有償でライセンス更新ができる。

 「Trend Micro USB Security」は、AutoRunウイルスと呼ばれるUSBメモリーを介して感染する種類のウイルスに感染した際に「autorun.inf」ファイルが不正に書き換えられた場合、「autorun.inf」を削除し、感染拡大を防ぐ機能を持つ。トレンドマイクロのパソコン用ウイルス対策ソフトや統合セキュリティソフトとは別に動作し、パソコンにウイルス対策ソフトが導入済みでも併用できる。

 対応OSはWindows 7/Vista/XP、Windows Server 2003/2008/2008 R2。Mac OSにも対応し、Macでもドライバーのインストールを行うことなく利用できる。対応MacOS は、Mac OS X 10.4以降で、フォーマットはWindows標準フォーマット(FAT/FAT32)で利用可能。また、日本語OSだけでなく、英語版OSでも利用できる。


暗号化とパスワード機能で、紛失や盗難時にもデータを保護する



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(工藤 ひろえ)

2011/12/1 06:00