ヤフーのTwitter検索、検索結果画面を改良、新しい順をデフォルトに


 ヤフー株式会社は13日、Twitterのツイートをほぼリアルタイムに検索できるサービス「Yahoo!検索(リアルタイム)」の検索結果画面を改良した。デフォルトの表示順を新着順に変更したほか、著名人のプロフィール情報など、ツイート以外の関連情報も参照できるようにした。

 従来の検索結果画面における表示順は、ヤフーのアルゴリズムによって重要と判定したツイートを上位に表示する「適合度順」がデフォルト。新しいツイートを上位に表示する「更新日時順」で見るには、手動で切り替える必要があった。

 ツイート検索というと通常は更新日時順の方が自然なイメージがあるが、ヤフーではサービス開始以来、あえて適合度順をデフォルトとしてきた。これは、検索結果を1ページ見るだけで世の中の今の姿を把握できるようにすることが、Yahoo!検索(リアルタイム)の提供スタンスであるためだ。検索結果のツイートを適合度順で見せることで、そのトピックが盛り上がっている背景が把握しやすくなり、関連する重要なニュースや画像を見落としてしまうこともないとの考えだ。

 それが今回、デフォルト表示順を切り替えたのは、やはり更新日時順の利用頻度が高く、要望が多かったからだという。ただし、前述のようなスタンスは維持しており、更新日時順でありながら、その検索トピックの背景や概要も理解できるような配慮もしている。

 具体的には、更新日時順で表示している場合、メインの検索結果とは別枠で「適合度の高い検索結果」も1件表示する。さらに、俳優やタレントなどの有名人の人名で検索した場合には、「Yahoo!人物名鑑」からその人のプロフィール情報および写真も表示するといった具合だ。これらは、PC版では検索画面右側、スマートフォン版では画面下部に表示する。

 検索結果画面下部にはまた、Yahoo! JAPANの他のサービスでその検索ワードを再検索するためのリンクも表示するようにした。検索ワードによって再検索先は異なり、「ウェブ」「ニュース」「ブログ」「画像」「動画」「人物名鑑」「知恵袋」などから1つまたは複数のリンクが表示される。

 このほか、Yahoo!検索(リアルタイム)の検索結果ページそのものをツイートするボタンも画面上部に設置した。検索結果の個々のツイートをリツイートする機能は従来もあったが、最近、検索結果ページをツイートしているのを多く見かけるようになったのだという。


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(永沢 茂)

2011/12/14 06:00