Google検索ワードに見る旅行動向、「女 一人旅」「カップル旅行」が急増


 グーグル株式会社は2日、2011年に国内で入力された検索キーワードをもとに旅行業界のトレンドを取りまとめた。国内/海外ツアーや航空券、観光、ホテル名、温泉、テーマパーク名、空港名など、旅行業界関連の検索キーワードをもとに作成したもの。

 グーグルによれば、旅行系ワードの検索ボリュームは2007年以降上昇し続けており、2011年は前年比46%増だったという。海外旅行系ワードは26%増、国内旅行系ワードは5%増だった。

 スマートフォンからの旅行系ワードの検索ボリュームは2010年から上昇傾向にあり、2011年は前年比640%増と大幅に伸びた。旅行系ワードのスマートフォンからの検索は、全体の3~4割を占めるほどに成長したという。

 また、東日本大震災を境に旅行関連の検索は大幅に減少したが、震災の1カ月後から回復し、比較的短期間で例年通りの軌道に戻ったと説明。特に、震災後減少していた国内旅行関連の検索は6月末から上昇し始めたとしている。

 目的地のランキングとしては、国内が京都、沖縄、箱根、奈良、北海道の順で、全体的には西日本や九州、沖縄の人気が例年よりも高かった。海外の目的地は韓国、ハワイ、アジア、グアム、タイの順で、アジア圏やハワイなどの近場が好調だった。

 旅行形態を表す検索キーワードとしては「女 一人旅」が前年比74%増、「妊婦旅行」が同34%増だったほか、「団体旅行」が8%減少する一方で、「子連れ旅行」は98%増、「家族旅行」は38%増、「カップル旅行」については前年比約3倍に増えたという。


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(増田 覚)

2012/2/2 15:59