新生銀行を騙るフィッシングに注意、乱数表を丸ごと入力させるログイン画面


 フィッシング対策協議会は29日、新生銀行を騙るフィッシングメールおよびフィッシングサイトが確認されたとして注意を呼び掛けた。

 このフィッシングメール/サイトは、新生銀行のネットバンキングサービス「新生パワーダイレクト」のログイン画面を装ったもの。「ダイレクトのお客様の口座に異常が発生していないかを確認しますので必要事項を記入し送信してください」との説明があり、暗証番号、口座番号、パワーダイレクトパスワードに加え、顧客のセキュリティカードに記載されている乱数表(10×4マス)にある暗唱番号をすべて入力するよう促す。

 同日18時現在、このフィッシングサイトはまだ稼働中で、サイト閉鎖のための調査を一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)に依頼中だという。フィッシング対策協議会では、このようなフィッシングメール/サイトでログイン情報を入力しないよう注意を促している。


関連情報


(永沢 茂)

2012/3/29 19:41