米Googleが「数式3Dグラフ電卓」に~2変数関数を3D空間内で回転も可能


 米Googleは30日、検索フォームから直接表示できる数式グラフ表示を、これまでの2Dから3Dに改良したことを発表した。

 2011年12月にGoogleは2次元グラフ表示機能を追加していたが、今回2実変数関数を入力すると3次元グラフを表示できるようになった。

 表示されている3Dグラフィックスは、回転、拡大、縮小、表示範囲の変更等を画面のアイコンから簡単に行うことが可能だ。この3Dグラフィックス表示には、WebGL技術が使用されているため、プラグイン等追加ソフトウェアをインストールする必要はない。WebGLはChromeとFirefoxでサポートされている。

 たとえば、今年の京都大学の入試で出題された2変数関数「x^2*y+x*y^2-x^2-2*x*y-y^2+x+y」も簡単にグラフ表示することができる。

 これまでこうした数式のグラフ表示はWolfram|Alphaを利用することが多かったが、Googleでも簡単にできるようになった。

今年の京都大学の入試で出題された2変数関数「x^2*y+x*y^2-x^2-2*x*y-y^2+x+y」も検索するだけで簡単に3Dグラフ表示ができる



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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2012/4/2 06:00