ネットオフ、携帯サイトのカード決済利用者1万人超の情報流出か


 ネットオフ株式会社は19日、同社のサーバーが不正アクセスを受け、クレジットカード情報を含む個人情報が最大で1万589件流出した可能性があることを明らかにした。現時点ではカード情報などが不正利用された報告はないとしている。

 流出の可能性があるのは、2011年4月1日から2012年9月4日までに、ネットオフの携帯電話サイトにおいて、クレジットカード決済で商品を購入した顧客の個人情報。カード情報のほかに「取引情報の一部」(ネットオフ)が漏えいした可能性もあるが、詳細は調査中だとしている。なお、スマートフォンからの利用者の情報は流出していないという。

 ネットオフは、これまでに判明した不正アクセス経路は対策を実施したと説明。携帯電話サイトは不正アクセスが発覚してからカード決済を停止しており、サイトは現在、不正アクセスに関する告知ページのみが公開されている。

 個人情報が流出した可能性があるユーザーに対して、「現時点ではまだ特定できていないため」(ネットオフ)、個別に連絡は行っていないという。心当たりがあるユーザーに対しては、特設電話ダイヤルを設けて対応している。


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(増田 覚)

2012/10/22 12:16