バッファロー、11ac技術採用の無線LANルーターにUSB子機同梱モデル
株式会社バッファローは、「11ac技術」を採用した理論値最大600Mbpsの通信に対応する無線LANルーター「WZR-D1100H」に、USB 2.0接続の子機「WI-U2-400D」を同梱したセットモデル「WZR-D1100H/U」を11月下旬に発売する。希望小売価格は2万5410円。
WZR-D1100H/U |
WZR-D1100Hは、次世代の無線LAN規格「IEEE 802.11ac」の技術を一部先行する形で採用した無線LANルーター。IEEE 802.11acは、標準化に向けた規格策定作業が進められており、日本でも総務省が2013年3月の制度化に向けて審議などを行なっている。WZR-D1100Hは、IEEE 802.11acで用いられる見通しとなっている技術のうち、変調信号の多値化を搭載。従来のIEEE 802.11nでは64QAM(6ビット変調)だったところを256QAM(8ビット変調)とすることで、通信速度を約1.3倍高速化した。
セットモデルには、USB 2.0接続タイプの子機「WI-U2-400D」を同梱。WI-U2-400Dは理論値最大400Mbpsの通信に対応。通信速度の実測値は239Mbpsで、従来のIEEE 802.11a/n製品に比べて約1.8倍の速度を実現したとしている。
親機のWZR-D1100Hは、11ac技術を利用した通信のほか、従来規格のIEEE 802.11a/b/g/nに対応。有線LANポートはWAN側1ポート、LAN側4ポート搭載し、全ポートが1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-Tに対応する。本体サイズは34×212×183mm(アンテナ、スタンド含まず)、重量は約510g(スタンド含まず)。
子機のWI-U2-400Dも、11ac技術とIEEE 802.11a/b/g/nに対応する。対応機種はWindows 7/Vista/XP搭載のPC。本体サイズは93×31×15mm(コネクター収納時)。重量は約34g。
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(三柳 英樹)
2012/11/22 06:00
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