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マイクロソフト、メールサービス「Outlook.com」の一般提供を開始

 日本マイクロソフト株式会社は19日、メールサービス「Outlook.com」の一般提供を開始した。

 Outlook.comは、シンプルなユーザーインターフェイスで、表示広告を少なくしたことが特徴のメールサービス。TwitterやFacebookのアカウントとの連携や、オンラインストレージサービス「SkyDrive」との連携に対応する。Outlook.comは2012年8月に「プレビュー版」としてサービス提供を開始しており、今回正式サービスとして一般提供を開始した。

 サービスの利用は無料で、オンラインサインアップで「@outlook.com」形式のメールアカウントが作成できる。既存のMicrosoftアカウントからも利用でき、他のメールサービスのメールをOutlook.comで送受信する設定や、「@outlook.com」アカウントをエイリアスとして作成できる機能を備える。

 また、従来のHotmailのユーザーについても、19日からOutlook.comへの移行を開始すると発表。HotmailからOutlook.comに移行しても、メールアドレス(@hotmail.com、@hotmail.co.jp、@live.com、@live.co.jp)、パスワード、メール、連絡先、フォルダー、ルール、不在時の自動応答など、すべてのデータは維持されるとしている。

 マイクロソフトでは、Outlook.comプレビュー版のサービス開始から、6カ月あまりで全世界のアクティブユーザー数は6000万人以上に達しており、新規ユーザーの3分の1以上がGmailからの移行、残りの大部分がHotmailユーザーだとしている。

(三柳 英樹)