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2012年のサイバー犯罪検挙数は7334件、前年1225件増で過去最多

 警察庁は28日、2012年におけるサイバー犯罪の検挙状況をとりまとめた。検挙件数は7334件で、前年より27.7%(1593件)増加。サイバー犯罪の統計をとりはじめてから過去最多となった。

 サイバー犯罪の内訳では、ネットワーク利用犯罪が6613件と22.7%(1225件)増加して過去最多を記録、不正アクセス禁止法違反は543件で前年から119%(295件)増加、コンピュータ・電磁的記録対象犯罪および不正指令電磁記録に関する犯罪が178件と前年から69.5%(73件)増えた。

 このうち、不正アクセス禁止法違反で摘発されたのは154人と、同法が施行された2000年以降で最多となった。警察庁は今後、2012年に改正された同法を的確に運用し、フィッシング行為などの検挙を進めていくとしている。

(増田 覚)