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パナソニック、スマホ番組視聴対応のケーブルモデム「TZ-CMP01M」を新開発

「TZ-CMP01M」

 パナソニック株式会社は22日、CATV(ケーブルテレビ)加入世帯用ケーブルモデムの新モデル「TZ-CMP01M」を発表した。無線LANルーター、放送用チューナー、スマートフォンでのテレビ番組視聴機能などを備える。製品の提供は、CATV事業者を通じて行う。

 TZ-CMP01Mは、DOCSIS 3.0方式に準拠したケーブルモデム。上り/下りともに最大4チャンネルのチャンネルボンディングに対応し、下り通信速度は最大160Mbps。また、IEEE 802.11a/b/g/n対応の無線LANルーター機能を内蔵する。無線LAN部の最大通信速度は300Mbps。WPSボタンによる簡単セットアップ、SSIDの3種類同時使用も可能。

 内蔵する有線LAN端子は3系統で、いずれもギガビット(1000BASE-T)対応。このうち1系統はWAN端子としての利用が可能。回線終端装置との接続により、無線LANルーターとして利用できるため、将来的に同軸ケーブルから光ファイバーへのサービス移行を考えているCATV事業者でも、長期間使用できるとしている。

 また、地上デジタル/BSデジタル/CATV対応のチューナー機能を備える。シングルチューナー仕様で、同時視聴台数は1台のみ。DLNAおよびDTCP-IPもサポートしているため、同じくDTCP-IPに対応したスマートフォンやタブレットなどから、ネットワーク経由で番組を視聴することができる。iOS向けには視聴用アプリ「DiXiM CATV Player」も提供する。

 バージョンアップによる新機能追加も行う。具体的には、外付けUSBハードディスクによる番組録画機能、リモート録画予約が予定されている。

 大きさは70×185×196.5mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約0.7kg。電源は付属のACアダプター。

(森田 秀一)