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「NAVER」不正アクセスの犯人特定、不正使用はなし

 LINE株式会社は2日、同社が運営する「NAVERまとめ」など複数のサービスが不正アクセスを受けていた件で、犯人を特定するとともに、入手されたNAVERアカウント情報が不正使用されたり、第三者へ提供されたことがなかったと発表した。

 不正アクセスは日本国外の人物が行ったもので、LINEと現地警察で連携して特定に至った。犯人が入手していた169万2496件のNAVERアカウント情報は、警察とLINEのスタッフが立ち会いのもとで犯人のPCから削除した。犯人の国籍や特定の経緯については、「現地警察に捜査を一任しているため公表できない」(LINE広報部)としている。

 LINEは不正アクセス発覚後、再ログイン時にメールアドレスによる本人確認とパスワードの再設定を義務付けていたが、犯人が特定されてサービスの安全性を確認したことから、2日15時よりパスワードを再設定しなくても従来のID・パスワードを利用できるようにした。

 LINEは7月19日、「NAVERまとめ」など複数のサービスが不正アクセスを受け、メールアドレスやハッシュ化されたパスワード、アカウント名を含むNAVERアカウント169万2496件が流出した可能性があると発表していた。

(増田 覚)