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モバイル版「Skype」アップデート、タブレット新UI、アクセシビリティ強化

 米Microsoft子会社でルクセンブルクのSkype Communications SARLは、「Skype for Android」のバージョン4.4と、「Skype for iOS」のバージョン4.13を発表した。

 Skype for Android 4.4はGoogle Playから、Skype for iOS 4.13はApp Storeからそれぞれダウンロードできる。また、Kindle Fire HDおよびHDX版も、今月後半にアップデートが提供される予定だ。

Skype for Android

 Skype for Android 4.4は、7月に公開されたスマートフォン向けのバージョン4.0と同じユーザーインターフェイスを、タブレットでも利用できるようにした。

 このユーザーインターフェイスの特徴は、アプリを開いた最初の画面に最新通話履歴とチャット履歴を表示するため、素早く会話を開始できることだ。画面上部のタブを選ぶことで、履歴に載っていない相手をすぐに探し、通話を開始できる。また、スマートフォン版と同じ高品質通話とパフォーマンスの向上がタブレット版にも反映された。

 さらにネットワーク状態がよければ、前バージョン比最大4倍の解像度でビデオ通話が可能だ。ビデオ通話では画像の明瞭さ、フレームレートも強化されている。

 Skype for iOS 4.13では、iOS7の新デザインに対応している。

 また、今回のアップデートでは、Android版、iOS版ともアクセシビリティへの対応が強化された。Android版では、Androidの音声読み上げ機能「TalkBack」スクリーンリーダーを完全にサポートした。iOS版では、ダイヤルパッドで画面を見ずにタイプできるオンスクリーンキーボード「Touchtype」サポートの改良、iOS組み込みのアクセシビリティ機能「Voice Over」を使ってメッセージ送信者の読み上げやグループチャットへの対応を改良した。

 なおAndroid版では、着信時にスマートフォンが再起動してしまうバグも修正したとしている。

(青木 大我 taiga@scientist.com)