朝日新聞がエンタメSNS参入、「Filmarks」運営のつみきに出資、KDDIと計1億円

「Filmarks」ロゴ

　株式会社朝日新聞社は20日、エンターテインメント系SNS事業への参入を発表した。

　ソーシャル映画レビューサービス「Filmarks（フィルマークス）」を運営する株式会社つみきに出資し、事業提携した。朝日新聞社のコンテンツやノウハウを生かした協業でサービスを拡大するほか、映画以外のエンターテインメント系SNSプラットフォームも共同開発する。

　つみきは、東京・三軒茶屋駅近くにあるウェブ制作会社で、2012年8月にFilmarksを開始。iPhone/AndroidアプリとPC版サイトを提供しており、これまでに累計130万件を超える映画レビューが投稿されている。同社によると、ユニークユーザー数の規模などはまだそれほど大きくはない模様だが、リピート率が高く、アプリ閲覧時の滞在時間が1回あたり平均1時間と長いのが特徴だという。

　朝日新聞社とともに、KDDI株式会社も同日、ベンチャーファンド「KDDI Open Innovation Fund」を通じたつみきへの出資を発表している。朝日新聞社とKDDI Open Innovation Fundを割当先とする総額1億円の第三者割当増資をつみきが実施した。出資比率などは非公表。朝日新聞社およびKDDIは、今回の出資によりつみきの価値向上に尽力していくとしている。

「Filmarks」アプリ画面