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クラウドストレージ「さくらの BASE Storage」、ベータ版を無料提供

Amazon S3互換APIを利用可能

 さくらインターネット株式会社は3日、クラウドストレージサービス「さくらの BASE Storage」のベータ版を提供開始した。ベータ版の提供期間は3月末までの予定で、ベータ期間中は無料で利用できる。

 「さくらの BASE Storage」は、大容量データの保存に対応したオブジェクトストレージサービスで、現在は1ファイルあたり最大4TBのデータを保存でき、保存容量は無制限。Amazon S3互換のREST APIが提供されているので、例えばインターネット用サーバーの場合、Amazon S3をファイルシステムにマウントするs3fsを使用すれば、BASE Storageを直接マウントできるという。

 また、ネームスペース単位での認証機能を搭載するほか、イレイジャーコーディング(消失訂正符号)による効率的なデータ保護を提供する。保護レベルの詳細は不明だが、同社では、一般的なクラウドストレージと同等以上の可用性を目指すとしている。

 なお、正式サービス後の課金形態や料金、サービスレベルなどについては、現時点では公開されていない。同社によれば、「利用容量と転送量による課金になる見込み」とのことで、4月に予定されている正式サービス開始の前に公開する。

(石井 一志)