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Googleアナリティクス、「ユニバーサルアナリティクス」を正式版として開始

 Googleは2日、ウェブサイトのアクセス解析サービス「Googleアナリティクス」について、新バージョンの「ユニバーサルアナリティクス」を正式版として提供を開始した。

 ユニバーサルアナリティクスは、ユーザー環境がマルチスクリーン/マルチデバイス化している状況に合わせて再設計された、Googleアナリティクスの新バージョン。2012年10月にベータ版として提供を開始し、今回正式版としてリリースした。

 正式版では、リマーケティングやユーザー属性レポートなど、従来のGoogleアナリティクスのすべての機能やレポート、ツールが利用可能になった。今後は、段階的にリリースするUser ID機能により、異なるプラットフォームに渡るユーザーの行動を俯瞰できるようになり、クロスデバイスレポートも利用できるようになる。

 また、ユニバーサルアナリティクスは、Googleアナリティクスプレミアムのサービスレベル契約で保証されるようになった。これまでと同じレベルのサービスとさらなる追加機能を提供するため、プレミアムサービスのユーザーもユニバーサルアナリティクスにアップグレードできるとしている。

 データ処理についても、時間帯設定に基づく形に変更。これまでは、すべてのプロパティが太平洋時間でデータ処理されていたため、日本などその他の時間帯のユーザーにはデータ処理に時差が生じることがあったが、データ処理にビューの時間帯設定が反映されるため、よりタイムリーなデータが利用できる。

(三柳 英樹)