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Computerworld誌が紙媒体を廃刊~47年の歴史に終止符
今後はWeb版とタブレット版へ
(2014/6/23 06:00)
1967年6月21日に米国で創刊された、最も古いコンピュータ雑誌の1つである「Computerworld」誌が、6月23日に最後の紙媒体の雑誌を発行することが明らかになった。今後、Computerworld誌はオンライン版・タブレット版として継続する。
編集長のScot Finnie氏は、「とても長く持ちこたえたものを失うのは、何であれ悲しいことだ。しかし、我々は、これまでに存在した非常に多くの偉大な出版物と同様に、メディア業界の自然な進化に加わったに過ぎない。かつて、列車も石炭と蒸気で走っていた。同じように、Computerworldもまた、紙から電子に移行する」とコメントした。
Computerworld誌は主に大企業のIT部門関係者を読者層にした雑誌。発行元のIDG社はComputerworld誌の後に「PC World」誌や「Macworld」誌などの雑誌を創刊し、その後、現在まで続くコンピュータ関連雑誌の歴史を作っていくことになる。
IDG社の創業者でComputerworld誌の創刊者でもあるPatrick J. McGovern氏は、今年3月に76歳で亡くなったばかりだった。