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LINE、小中学生向けの情報モラル教材を無料配布、静岡大学と共同開発

 LINE株式会社と国立大学法人静岡大学は1日、「小中学生向け情報モラル教材」の配布を開始した。

 インターネットとの上手な付き合い方やコミュニケーション方法について、生徒「自ら考える」啓発教育を目的に、静岡大学の塩田真吾氏(教育学部学校教育講座講師)とLINEが共同開発。5月より、佐賀県や岡山県などの小中学校でテスト授業を行い、教職員から一定の評価が得られたことから、教材をパッケージ化した。

 教材内容は、「あなたがクラスメイトから連絡があると『遅いな』と思うのは何時から?」「あなたがクラスの友達に言われて『嫌だな』と感じるのはどれ?」など、周囲との考え方や感覚の違いを実感させるテーマとなっており、生徒は5枚のカードを使いディスカッションすることで、適切なコミュニケーションを考えるきっかけになるとしている。

配布されるスライド教材と5枚のカード

 教材パッケージは、希望する学校に無料で配布する。スライド教材、5枚のカード、ワークシートのほか、指導者用ガイドブックも付属している。要望があれば、LINE社員によるデモンストレーション授業も実施する。

(山川 晶之)