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Facebookメッセンジャー、ボイスメールを音声認識でテキスト変換するテストを開始

Marcus氏が投稿したスクリーンショット

 米Facebookがメッセンジャーアプリのボイスメールを、文字でプレビューできる機能をテストしていることが明らかになった。

 Facebookのメッセンジャー製品担当バイスプレジデントであるDavid Marcus氏が明らかにしたところによると、Facebookメッセンジャーで受信したボイスメールを、音声認識によって文字に書き起こし、画面で読めるようにする機能を提供するという。Marcus氏が投稿したスクリーンショットでは、受信したボイスメールの一部が英文テキストでプレビューされている様子が見える。

 この機能の利用場面として、コンサートや会議中など音を出せない状況で、ボイスメールを静かに目で読むといった場面が想定されている。

 現時点でMarcus氏は、「我々の計画は今のところ非常に小規模にこの機能をテストすることだ。この体験をより多くの人に提供する前に、皆さんがこれについてどう思うか見るのを楽しみにしている」としており、将来的にどのような規模また言語で提供されるのかは不明だ。

 米国では、Googleが日本では提供されていない電話サービス「Google Voice」の機能の一つとしてボイスメールを音声認識で変換し、メール通知するサービスを提供していた。この種の機能ではいつでも音声認識の精度が問題となる。Google Voiceの場合、サービス開始時期が2009年と早かったことから、利用方法で工夫が必要になる場合もあった。音声認識の精度向上により、Facebookメッセンジャーではどの程度利用できる機能になるか、注目されるところだ。

(青木 大我 taiga@scientist.com)