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Microsoft、Outlookのメールアカウントを利用したメッセンジャー風iOSアプリ「Send」
(2015/7/23 18:57)
米Microsoftは、Outlookと連携したメッセージアプリ「Send」を、米国とカナダで提供開始した。対応OSはiOS 8.0以上。Android版とWindows Phone版は後日提供予定としている。
Sendでは、Outlookのメールアカウントを用いて、件名などを省いた要件のみのショートメッセージを送受信できる。Microsoftでは、「同僚の携帯電話番号を知らない場合や、職場用の携帯電話にインスタントメッセージ用アプリが導入されていないこともある」とし、相手の電話番号やメッセージアカウントを知らない場合でもインスタントメッセージを送信できるため、ビジネスシーンなどで有用だとしている。また、仕事でのメッセージをすべてOutlook上で管理したいという、ユーザーからの強い要望もあったという。
Sendは、ユーザーが高い頻度でメールをやりとりしている宛先をリストで表示。メッセージを送信する場合は、宛先をタップして表示されるタイムライン画面上で入力する。同じ内容の文章を複数のユーザーに一括で送信することも可能だ。また、Sendで送信したメッセージはOutlookと同期され、後からメッセージを参照することができる。Sendのメッセージは、組織内でメールに関するポリシーを設けている場合は、それに準拠する。
Sendは、Microsoft内のアイデアを形にするプロジェクト「Microsoft Garage」を通じて提供されるもの。法人・教育機関向けOffice 365のメールアドレスを持つユーザーを対象としているが、今後数カ月で対象ユーザーを拡大する予定だとしている。