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メガネ型センシングデバイス「JINS MEME」11月5日販売開始、原宿にフラッグシップストアをオープン

 株式会社ジェイアイエヌは4日、センシングアイウェア「JINS MEME(ジンズ・ミーム)」の旗艦店となる「JINS MEME フラッグシップストア 原宿」を報道陣に公開した。また、5日より全国のJINSショップのうち38店舗およびオンラインショップにて、JINS MEMEを発売する。

「JINS MEME フラッグシップストア 原宿」店内の様子

 JINS MEMEは、同社独自開発の3点式眼電位センサーと6軸センサー(加速度・ジャイロセンサー)を搭載し、瞬きや視線移動、体の動きを取得できる「JINS MEME ES」(税別3万9000円)と、6軸センサーを搭載したスポーツサングラスタイプの「JINS MEME MT」(税別1万9000円)の2種類をラインナップ。スマートフォン(現時点ではiOS端末のみ)とBluetooth接続することで、JINS MEMEが取得したセンシング情報をアプリ側で利用することができる。

 フラッグシップストア原宿では、JINS MEMEの体験スペースのほか、アプリ開発者や研究者に対して情報発信や、開発・研究をサポートする「DEVELOPER'S STAND」のスペースを設ける。なお、3日にはフラッグシップストア原宿にて50本限定の先行販売が実施された。スタッフによると、多くのユーザーが「JINS MEME ES」を購入したという。

3点式眼電位センサーと6軸センサーを内蔵する「JINS MEME ES」
6軸センサーのみを内蔵する「JINS MEME MT」
JINS MEME ESを装着した様子。一般的なメガネと同様に装着可能。2000円の追加で度入りレンズに変更できる
サイドから
JINS MEME MTを装着した様子。ESと比較してスポーツなど激しい運動でもメガネがずれないよう、顔面にフィットする造形となっている
サイドから
大きな鏡になっている壁面部分は、ハーフミラーとなっており、メガネを展示している時は製品ビデオを流している。JINS MEMEを手に持つとビデオが消灯し、鏡として使うことができる
3点式眼電位センサーの端子部分
本体の充電はmicroUSBコネクターで行う。2機種ともに充電時間は2時間、稼働時間は「リアルタイムモード」で約12時間、「スタンダードモード」で約24時間
スマートフォンとの通信はBluetooth(Bluetooth Low Energy対応)で行う
サイドに電源ボタンを設ける
他企業のヘルスケア製品も展示されていた
フラッグシップストア原宿では、ゴルフボール乗せなどの集中力を使うゲームで、いかに集中したかを競うゲームが遊べる
ゲームの1つである「ハウス・オブ・カード」にて、どの階のトランプを建てているか計測するセンサー
ゴルフボール乗せで、ゴルフボールの高さを計測するセンサー。なお、ゲームの点数にトランプの高さやゴルフボールの高さはあまり影響せず、いかに集中していたかで点数が決まる

 ジェイアイエヌでは、JINS MEME向けアプリとして、デバイス装着者の「アタマ年齢」と「カラダ年齢」を計測できるアプリ「JINS MEME app」を提供。目の動きから得られる情報をもとに、集中、活力、落ち着きを測定し、「ココロ」の活性度を示す指数を「アタマ年齢」として算出するほか、アタマの動きから活動量、姿勢、安定性を測定し、歩行時の動き・姿勢や、着座時の姿勢を可視化した総合指数を「カラダ年齢」として表している。

 また、11月5日に提供するアプリとして、6軸センサーによってランニングフォームの可視化、チェックが可能な「JINS MEME RUN」や、ドライブ中の居眠りなどを検知する「JINS MEME DRIVE」をリリース予定。JINS MEME DRIVEは、「眠い」と推定される眼の動きを検出して、3段階のレベルでユーザーに通知する。

 そのほか、2016年1月には、運動のパフォーマンスに重要な体幹のトレーニングをサポートする「JINS MEME CORE TRAINING」を提供予定。なお、JINS MEME appおよびJINS MEME DRIVEは、3点式眼電位センサーを使用するため、JINS MEME MTでは使用できない。

眼電位センサーや6軸センサーを使用して「アタマ年齢」や「カラダ年齢」を計測する「JINS MEME app」。画面は「カラダ年齢」計測画面
こちらは「アタマ年齢」計測画面。瞬きの回数や体の動き、視線移動などから装着者の状態を計測する
ランニングフォームを計測して適切なアドバイスを提供する「JINS MEME RUN」。前後左右の体の傾きなども計測できる
診断結果画面
どの地点でどういった姿勢だったかをグラフで見ることができる
ランニング時の平均的な重心の位置をビジュアルで見ることができる
運転中の眠気を計測して通知する「JINS MEME DRIVE」
もし、眠気を検知した場合はペアリングしているスマートフォンに通知する
「とても眠そう」と判断した場合
時間軸やスマートフォンのGPSを使った地図上から、どのタイミング・場所で眠気を催したか後から確認できる

(山川 晶之)