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米Diggにデジタルガレージが出資、日本展開を支援

 株式会社デジタルガレージは16日、同社子会社の株式会社DGインキュベーションを通じ、ソーシャルニュースサイト「Digg」を運営する米Diggに、リードインベスターとして出資したと発表した。同サービスの日本展開を支援する。

 Diggは、2004年に設立されたソーシャルニュースサイトの草分け的な存在。2012年7月に、ニュースアプリ「News.me」開発元の米Betaworksによって買収され、リブランディングを実施。FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアで注目を集める記事や動画コンテンツを、独自のアルゴリズムでリアルタイムに抽出し、編集者の確認を経て掲載する。

 現在、月間のユニークユーザーは1200万人。ユーザーの70%は、検索エンジンやソーシャルメディア経由ではなく、Diggに直接アクセスしており、サービスに対するロイヤリティが高いことも特徴だとしている。また、個々のユーザーのTwitterタイムラインで、話題の記事を自動的にまとめて通知する「Digg Deeper」や、RSSリーダーも提供している。

 デジタルガレージでは、DGインキュベーションを含む複数の出資者から総額で400万ドルを調達。出資と並行してDiggのグローバル展開をサポートするとともに、日本でのサービス展開を本格化。サービスの一部を日本語化するとしている。Diggでは、今回の出資を受けて人材強化を実施するほか、Diggに掲載されたコンテンツやトピックに関してユーザーが意見交換できる「Digg Dialogue」、ブランディング広告機能の強化を行う。

(山川 晶之)