トピック

Zettlab、ローカル環境でLLMを動かせる「AI NAS」4製品をMakuakeでクラウドファンディング開始

本体内でLLMが動作し、10GbE対応の6ベイ「D6 Ultra」などが超早割で39〜32%OFF

 Zettlab(ゼットラボ)は12月11日、同社製のNASキット「AI NAS」シリーズの先行販売を、クラウドファンディングサイト「Makuake」で開始した。期間は2月25日まで。

 ラインアップは、6ベイでAIチップを搭載した「D6 Ultra」のほか、6ベイの「D6」、4ベイの「D4」、2ベイの「D2」の全4製品。数量限定の「超早割」ではそれぞれ39%〜32%OFFとなる、15万7900円、10万500円、8万6600円、4万7200円で購入できる。

 “ローカルAIが動作する”ことを特徴としており、発売されるラインアップの最上位となるクリエイター・ビジネスモデル「D6 Ultra」では、NAS本体にIntel Core Ultra 5 125H(14コア18スレッド、NPU 34TOPS)と32GBのDDR5メモリ、245GBのシステムドライブ搭載し、本体内でLLMを利用できる。主なAI機能は「AI検索」「AI分類」「AI文字起こし&要約」と、チャットベースの「AIナレッジベース」、設定や操作の「ショートカット」。

D6 Ultra

 スタンダードモデルと位置付けられるD6およびD4は、CPUにRK3588(8コア、NPU 6TOPS)、16GBのメモリ、システムドライブ32GB。AIナレッジベースは、PC上でAIを動作させることにより、外部のクラウドサービスなどに接続することなくNAS内のデータを利用できる。ほかのAI機能はUltraと同様。

 D2は個人・家庭向けモデルで、メモリが8GB。上位モデルと比べたAI機能の違いでは、検索にLLMが利用できない、ショートカット機能がない、といった点がある。

 その他の特徴では、D6 Ultraは10Gbps対応の有線LANポート×2を備えるほか、USB4×2、USB3 Gen2(Type-A)×1、USB2.0×1、HDMI(8K対応)×1の各ポートを搭載。PCIe、M.2×2の各スロットも備える。

 D6/D4は、2.5Gbps×1、1Gbps×1のLANポートと、USB3×2(Type-C/Aが1ずつ)、USB2.0×2、HDMI(4K対応)×1を備える。D2は、2.5Gbps×1のLANポートと、USB 3×2(Type-C/Aが1ずつ)、HDMI(4K対応)×1となっている。

 OSとして「ZettOS」を搭載。各種アプリをインストールして利用できる。ストレージモードはRAID 0/1/5/6/10およびJBODに対応し、Googleドライブなどのクラウドストレージを「フォルダ」として扱うこともできる。管理アプリ「Zettlab」はWindows、MacOS、iOS、Androidに対応する。