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離島を含む全国すみずみまで網羅、約100年前の日本の古地図をスタンフォード大が公開中

 先日からTwitterを中心に「これはすごい」と噂になっているのが、米スタンフォード大学のサーバー上で公開されている日本の古地図。「五万分一地形圖」と題されたこの地図は、明治20年代から昭和10年頃にかけて大日本帝國陸地測量部が作成、修正したものらしく、一部抜けはあるものの離島を含む全国のすみずみまで網羅された地図がオンライン上で見放題、さらにはダウンロードまで可能となっているのだ。クレジットなどを見る限り、終戦後に米国が接収したものが最近になって見つかり、スタンフォード大学のブラナー地球科学図書館を中心にスキャニングが進められている地図の一部らしく、今後さらに別の地図が見つかる可能性も高い。地図は該当エリアをクリックしたのち「測量」をクリックすることで表示され、マウスを使って簡単にスクロールや拡大縮小もできるとあってストレスのない閲覧が行えるので、およそ100年前の日本の様子を、この地図から感じ取ってみてはいかがだろう。なお、日本の国立国会図書館にも同じタイトルの地図の一部が収蔵されているようで、抜けがある部分もこちらで補完できる可能性が高そう。今回のライブラリを見て気になった人は、足を運んで探してみるのも一興だろう。