やじうまWatch
ランサムウェア風のフリー素材が公開、本家ランサムウェアよりゆっくりと安全に拡大中
2017年5月18日 06:00
先週末から世界的に猛威をふるっているランサムウェア「WannaCry」。支払い方法にBitcoinを指定したことが仇となり、ITに詳しくないユーザーが振り込もうにも振り込めず、それゆえ身代金がそれほど集まっていないという、冗談のような噂も一部では聞かれるが、手元のデータが被害に遭っていることに変わりはない。さて、そんなランサムウェアそっくりの画像を使ったフリー素材を、「ぱくたそ」が新たに公開した。今回の一件では犯人のBitcoinアドレスが掲載されたままの画像がニュース媒体などに掲載されることがあり、そのことを憂慮した作者が、Illustratorを使ってわざわざそっくりの画像を制作し、ディスプレイなどに表示させた状態で撮影、フリー素材として公開したというのがいきさつらしい。セキュリティ啓蒙の資料などに活用したいこの素材、あくまでディスプレイに表示された状態を撮影した画像であるため、先日Twitterで話題になった、ランサムウェアの画像をPCの壁紙にしていて会社で騒動になるといった恐れもなさそうだ。
- 感染拡大中のランサムウェア風のフリー素材を公開しました。注意喚起にご利用ください。(ぱくたそ公式ブログ)
https://www.pakutaso.com/blog/ransomeware.html - 被害拡大のランサムウェア「WannaCryptor」は「SMB v1」の脆弱性を悪用、サポート終了のWindows XP向けにも緊急パッチ提供(INTERNET Watch)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/1059537.html