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変態キーボード愛好家にはたまらない、なんと9列のメカニカルキーボードが資金調達中

 9列ものキーを備えたメカニカルキーボードがKickstarterで資金調達を行っている。右手でマウスを併用することを前提に方向キーを左側に配置するなど、変態キーボード愛好家にはたまらない一品だ。

 「TYPI」と名付けられたこのキーボードは、横幅こそテンキーレスのコンパクトキーボードだが、通常のキーボードが5列か6列のところ、9列もの奥行きがあり、手前に専用リストレストを装着するとフットプリントがほぼ正方形になるのが特徴。アルファベットの並びこそQWERTY配列だが、右手をマウスからなるべく離さずに済むよう、利用頻度の高い方向キーを左手側に配置するなど、キーレイアウトは実に独特。さらに盤面中央に設けられた空間は、キーボード本体を持ち歩く時にハンドルのように握れるほか、通常の利用時にはスマホを立てられるというユニークな設計だ。Nキーロールオーバーに対応、Cherry MXメカニカルキースイッチを採用するなど部品にもこだわったこの製品、プロジェクトの立ち上げはなんと2012年ということで、7年がかりでようやく製品化にめどを付けた、まさに執念とも言える一品。幸いにも目標額のすでに70%が集まっており、このまま行けば資金調達は無事成功となる見込みだ。ちなみに製品には有線版と無線版とがあり、前者の価格は149ドルから、海外発送にも対応している。